キツネ・カラス・ネコ
観光客に人気の千本鳥居のある伏見稲荷には、たくさんのキツネがいます。
何故か大勢の人がカメラを向けているキツネがいたので、見てみると、傍らでネコちゃんが顔を洗って?いました。帰ってから写真を見ると、後ろの木にカラスも止まっていたので、これは報告する価値あり、と言うことで写真をアップします。
キツネは、玉、鍵、稲穂、巻物をくわえています。中には何もくわえていないものもいますが、玉は宝物を表し、鍵は宝を手に入れるための扉を開ける鍵、巻物にはその秘密の方法が書かれているとか・・・。
玉鍵信仰と言うらしいです。
伏見稲荷大社には、“玉鍵信仰”と呼ばれるものがあります。「玉」は稲荷大神の霊徳の象徴を表し、「鍵」はその霊徳を身に付けようとする願望とされており、「玉と鍵」の二つは、陰と陽、天と地といった万物が二つの働きによって生み育っていく理を表すとされている伏見稲荷大社の稲と合わせて象徴的な考えです。
江戸時代に実在し、花火が打ち上がった時の掛声としても有名な花火屋「玉屋」と「鍵屋」の屋号を付けた由来でもあるとか。
火事が多かったされる江戸時代では、火伏祈願として屋敷神として伏見稲荷大社が個人的に祀られることが多かったそうです。
境内には、神様のお使いの白狐をお祀りしている白狐社(びゃっこしゃ)と言う小振りのお社があります。
その昔は、専用の出入り口から、自由に白狐が出入りしていた様ですが、今は、グレーチングがはめてあり、鍵まで掛かっているので、用事がある時には外して差し上げないといけません。