清水寺の堂々巡りの筋

清水寺の本堂の腰長押(こしなげし)には幅1cmほどの筋がついています。これは昔、僧侶や信者が祈りを捧げながらお堂の周りをグルグルと夜通し歩いた時の跡のだそうです。夜中は真っ暗なので指や木の棒などでこの筋をたどってお堂の周りを歩き続けたようです。お百度参り、お千度参りも同様の意味合いです。現在は、夜は閉門されますしフェンスも設置されているのでお堂巡りはできません。
このお堂を何回も巡り歩くことから「堂々めぐり」と言う言葉が出来たそうです。一度ぐるっと巡ってみたくなります。

2008年から行われていた「平成の大修理」は昨年の12月に完了しました。檜皮葺の屋根は約50年ぶりに葺き替えられ、舞台板は20~30年に一度交換されます。私が訪ねた時は、まだかすかにヒノキの匂いがしてました。

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