建仁寺の双龍図

一般的に禅寺の法堂(はっとう:本堂)の天井には龍の絵が描かれています。南禅寺には幡龍図、天龍寺には雲龍図、ここ建仁寺には双龍図が天井に描かれています。いずれも龍は水を司り、火災から法堂を守っている、と言われています。YouTuber 的に言うと、天龍寺は撮影禁止、南禅寺は建物の外から中の撮影が可能、建仁寺は中に入って堂々とじっくり撮影可能なので個人的には建仁寺が一番好きです。今回は拝観者が他に居なくて独り占めで贅沢なひと時でした。

国宝の本物は京都国立博物館にありますが、教科書にも出てくる俵屋宗達(たわらやそうたつ)の風神雷神図屏風は建仁寺の所蔵です。


創始者の栄西(ようさい:えいさい)は、臨済宗を中国から紹介したことで有名ですが、その際お茶の種を持って帰って来ています。喫茶養生記を著し、喫茶方法や効能、栽培方法なども伝え、「茶祖」と呼ばれています。境内の植え込みは大体がお茶の木です。覆下(おおいした)茶園のミニチュア版もあり、祇園辻利が管理しています。

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